エピゲノムから生命システムの成り立ちと多様化のしくみに迫る
地球上には1千万種を超えるような生物が存在していると言われています。それぞれの生物は自身のもつ遺伝情報(ゲノム)を正確に継承する一方で、それを多様化させ、進化してきたことがわかっています。私たちの研究室では、生物の遺伝情報の継承と多様化の鍵を握るエピゲノムに注目して研究を進めています。DNAやRNA、ヒストンタンパク質の修飾といったエピゲノム情報がどのように遺伝子発現を制御し、生命現象やその多様化に寄与するのかを、分子遺伝学・生化学・ゲノミクス・情報学などを駆使して多角的に明らかにすることを目指しています。
私たちは主に、植物を用いて研究しています。植物は外界の環境変化に柔軟に適応する能力をもち、この適応能力の背後にはエピゲノムを介した柔軟な遺伝子発現制御機構がはたらいていると考えられます。私たちは、遺伝学を用いてこれらの現象に関わるヒストン修飾やDNAメチル化などエピゲノム修飾やその制御因子を同定するだけでなく、エピゲノム制御ネットワークを包括的に理解することを目指しています。さらに、植物がエピゲノム情報を利用してどのように外界からのインプット情報を記憶し、それに応答し、適応的に発生・生理を制御するのかを多角的に明らかにします。
お知らせ
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更 新
京都大学理学研究科生物科学専攻に研究室が移動しました。
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更 新
研究室HPを開設しました。ホームのイラストは小泉さんが作画してくれました。
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論 文
星野さんの論文がGenes to Cells誌に掲載されました。
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論 文
大矢さんの論文がPlant Communications誌に掲載されました。
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論 文
野寄さん、森さんの論文がNature Communications誌に掲載されました。
メンバー募集中
稲垣研究室では、修士課程および博士課程の学生を募集しています。植物のエピゲノム研究に自発的に取り組み、新しい知識の創出に興味を持つ学生を歓迎します。また、博士研究員として一緒に研究室を盛り上げてくださる方の加入も歓迎します。最先端技術の発展も後押しして、エピゲノム研究の新展開が続いています。一緒に研究のワクワクを味わいたい方の加入を期待しています。研究テーマや配属の相談、研究室見学は随時受け付けていますので、興味のある方はお気軽にご連絡ください。