発表論文
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H3K4me2 orchestrates H2A.Z and Polycomb repressive marks in Arabidopsis
▶一般的にH3K4メチル化は転写活性マークと考えられてきました。
しかし、植物ではH3K4me2が転写抑制と関係の深いヒストン修飾やヒストンバリアントの局在を促進する働きを持つことを明らかにしました。
H3K9 methylation regulates heterochromatin silencing through incoherent feedforward loops
▶転写抑制に関わっているとされてきたH3K9メチル化が、
植物において転写活性マークであるH3K36me3を介した転写の促進にも働いていることを報告しました。
Cotranscriptional demethylation induces global loss of H3K4me2 from active genes in Arabidopsis
▶︎「転写した」という情報を遺伝子はどのように記憶しているのでしょうか。
植物では、ヒストン脱メチル化酵素LDL3が転写装置と協調してH3K4me2を取り除いていることを明らかにしました。
この機構によって、転写した遺伝子を「低H3K4me2状態」としてゲノム上に記録していると考えられます。
Transcription-coupled and epigenome-encoded mechanisms direct H3K4 methylation
▶H3K4メチル化はH3Kme1/me2/me3の三つの状態が存在しますが、これらの局在パターンが植物でどのように制御されているのかは不明でした。
本論文では、H3K4me1を担う3つのヒストンメチル化酵素(ATX1、ATX2、ATXR7)を同定しました。
Chromatin-based mechanisms to coordinate convergent overlapping transcription
Inagaki et al., Nature Plants, 2021
[論文]
▶︎遺伝子領域が重なった(オーバーラップした)2つの遺伝子の転写の制御に、
FLD(H3K4me1脱メチル化酵素)が関わっていることを明らかにしました。